サービス提供責任者(サ責)という職業をご存知だろうか。サ責とは訪問介護サービスの責任者のことである。サ責に転職を考えている方は今一度、仕事内容を確認しておくとよいだろう。よってこれからサ責の仕事内容についてご紹介したい。すでに仕事内容くらいは知っているという方も新しい発見があるかもしれない。
仕事内容は大きく分けて3つである。1つ目は訪問介護の業務だ。利用者さんの自宅に訪問介護員が初めて訪れるときや、訪問介護員の経験が浅いときなどはサ責も一緒に訪問しサポートする。2つ目は訪問介護計画書などの書類作成である。訪問介護計画書とはケアマネジャーが作成したケアプランから訪問介護に関する箇所を抜き出して、より具体的にケア内容を示したものだ。訪問介護計画書はどのようなサービスを行うのかなどがまとめられているので、利用者さんとの認識のずれやトラブルを減らすために役に立つ。3つ目は訪問介護員を指導・育成・管理をする業務である。サ責は訪問介護員たちを取りまとめて指導することやそれぞれの利用者さんにふさわしいヘルパーを選んで配置するなどの職員の管理を行うことだ。自分で指導や育成した訪問介護員が成長する姿を見守ることが出来ることは仕事のモチベーションになる。
このようにサ責は多くの人と関わる仕事だ。人との信頼関係を築きながらたくさんの業務がをこなすという大変な一面もあるが、それも含めてサ責の魅力であると言えるだろう。サ責の仕事に興味が湧いてきたなら、より詳しいサ責の仕事内容をチェックしてみるといい。